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5月マンスリー巻頭挨拶

「連綿性」
一年前の今頃は創立45周年事業を控えて組織全体が動き出す、そういった時期であったと記憶しています。この周年事業は一年前より準備特別委員会が設けられたり、多くの方々をお招きし様々な企画をもってお持てなしをしたり、多くのメンバーの力が必要な事業であると共に組織に対する熱い想いが結集する事業でもあります。私は創立35周年時に入会し所属が総務委員会であったことから、理事会の場で周年事業が創り上げられる過程を見させて頂いた経験があります。そのときの理事メンバーの組織に対する大変な熱い想いを感じ、驚いたのを覚えています。その後2回の周年事業を体験してきましたが、この熱い想いはメンバーが替わっても脈々と受け継がれており、45年の活動の中で組織にビルトアップされ連綿と継続されてきた特徴であると確信するに至っています。時にこれらは活動テーマに対する情熱となって、毎年強い信念のもと委員長を中心にすばらしい委員会事業となって企画実施されているのだと思います。これは一朝一夕では出来ない当会議所の良き伝統であると思います。
過日無事に終わりました鳥取こどもまつりは当会議所の前半を代表する事業であります。少年野球大会等につづいての鳥取市との共創で始まり、以来毎年欠かすことなく参画し今年で30回を迎えました。創設当時の想いは「今どきの子どもが出来なくなっている素晴らしいことをやらせてあげよう」ということであったと思いますし、これは全く今でも変わっていません。委員会ではそういった原点に立ち返り、特に本年度はテーマとして「昔あそび」の有効性を見いだし、非常にこだわりをもったコーナー運営が出来たと思います。大きなフィールドの中でメンバー全員が最高のインストラクターとなって、子どもと本気で遊びそして保護者を巻き込んでその意義を体感してもらいながら楽しく行うことが出来ました。また、入会一,二年目のメンバーのほとんどが参加し、三十年間つづいている春の“伝統”の事業の盛り上がりを多くのメンバーで共有できたことは本当に有り難いことだと感じています。
一般に組織であれ事業であれ、続いてきたことには必ず創始の哲学、意義が存在するように、JC活動の原点はまちに対する熱い想いであり、これらは途絶えることなく先人から我々現役に引き継がれてきた素晴らしいものだと思います。
いよいよ5月であります。我々の伝統である「熱い想い」のもと、各委員会がますます活発となり、素晴らしい活動が行われますことをお願いします。