(この由紀で配達が大きく遅れることが予想されますので【早刷版】をお届けします。)
12月マンスリー巻頭挨拶
「新たな年を迎えるそしてJC運動は果てしなく続く」
バブル崩壊期を過ぎ、地方経済はまだまだトンネルの中を脱し切れませんが、日本全体、また地方の一部では様々な新しい考えの下、新たな社会活動が生まれています。数年後には「団塊」の世代が定年を迎え、「新人類」と言われる世代が世の中を牽引していく時代が直ぐそこに来ています。鳥取JCの活動もどんどん新しい考えでその輪を広げていくことが可能になってくると確信します。
「ニート」といわれる社会参画をすることが難しい人たちが現れ、自己完結型の自己実現を満たすべく消費生活を楽しんでいます。自らが自らのことのみに興味をもち、社会に対する関心や他人に対する思いやりや礼儀を育むことができないということは、社会として本当に寂しく、可哀想なことだと思います。経済的な問題以前に、他人に対する思いやりの欠如は社会全体の成熟度を著しく下げることに他なりません。そして動機の理解できない凶悪事件が毎日のように起こり、その報道の余りの多さに、こちらとしても接する度に憤ることもままならず、人間としての感情が麻痺をしているのではないかとさえ思うほどです。本当に日本はおかしな国になってしまいました。
“自然インフラ”あふれる資源いっぱいの因幡においても人の心や社会の動きなどがおそらくこういった方向に傾きつつあると感じます。おかしいことをおかしいと外に向かって言えるのはJCしかありません。今こそ奉仕・修練・友情のJC三信条を胸に我々の活動があらためて発揮されなければいけない時だと思います。
本年度はスローガン「静と動~あらまほしき因幡をめざして」の下、市民協働のまちづくり、リーダーづくりアクションを重点方針としてあげ、公益法人の一員としての意識を高め、、地球環境に配慮し、そして外部に対して活動を発信して市民の方との距離の近いJCを目指すことを掲げました。13委員会の非常に活発な委員会活動、委員会事業によって本年度の目指した活動が行われたと確信します。皆さんのおかげで無事に2006年度寺本理事長にバトンを渡すことができます。(社)鳥取青年会議所の活動に対しましてご理解御協力頂いたすべての方に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
12月マンスリー