11月に行われた中国地区新旧会議では日本JC06会頭を始め、地区役員、地区内56の新旧理事長がこの因幡におこしになるということで、開催地LOMとしてどのように対応していけばいいのかに悩んでいた。”主管”ではないものの実質LOMの真価を問われるイベントであることは間違いなく、地区会長を出す「鳥取JC」を大きく”売り込んでいく”場であるとの意識が高かった。また内部的にも地区会長を出すからには「地域の利益」や「鳥取LOMの利益」を考えていこうというスタンスに理解を求めた時期でもあった。一部には鳥取JCらしくきちんとした運営を行えばいいのではないかという意見もあったが、一般に”慇懃な”応対が逆効果を生むこともままあることであり、それだけでなく、それに加え何かのプラスアルファの部分、責めで行くべきタイミングであると感覚的ではあるが感じていた。
また折しも「お持てなし」をマイテーマにしていたところであったし地域経済活性化のフォーラムの開催を控えていたこともあり、いかに「お持てなし」をするのかに焦点をあてて試行錯誤をしていた。
先の「お持てなし」=地元のことをありのまま楽しく活き活きと伝えること=活動エリアである因幡のこと及び鳥取LOMのことをありのまま楽しく活き活きと伝えることと置き換えた。そして4回ほどあった挨拶の中では因幡鳥取のことを精一杯アピールし、懇親会では手作り感とありのままの鳥取LOMを見てもらいたいと一週間前に急遽「しゃんしゃん傘踊り」を行うようにお願いをしたのは既にご存じの通りである。「麒麟」の演出もあって懇親会含め概ね好評であったと後日聞いたときは本当に有り難かった。
本旨に戻る。この因幡でも「鳥取学」「因幡鳥取学」を改めて興すべきだと思っている。
「麒麟獅子舞」「鳥取民芸」などの今なお息づく伝統文化、「尾崎翠」「尾崎放哉」などの文化人、「青谷上寺地」「大伴家持」「鳥取城」などを取り巻く歴史的事実などそれらを形作る要素は数限りない。
鳥取とはなんなのかをしっかり考え、議論できる素地を作っていく必要がある。
こどもの頃から、因幡とは鳥取とはなんのかを徹底的に教え、青年期からこのことにしっかりと考えさせ、発展的に議論できる、将来を担う人材を作っていくべきであろう(05所信にかいてあります)。
そういった人材の厚い層の議論をもって、新しい因幡のアイデンティティを形成することが出来れば、自然と「お持てなし」を体現できる地域となると考える。こういった考えは新しいことでも何でもない、しかし軸がぶれないように20年ほど腰を据えて、本当の地域づくりとして行っていかねばいけないことだろう。そして、09とりひめ開通を控え、たくさんの有志の方の”危機感”が最高レベルに達している今だからこそ取り組めることではないかと考えている。
外部のオピニオンリーダーが言われている組織づくりやシステムづくりも非常に大切であるし、まずはこの軸がぶれないことが非常に大事でしょうね。(※この前のフォーラムではこういったことを言いたかったのだけれど、全くここまで議論が行きませんでしたね。)・・・終わり
ここに書いたことは自分のライフワークとして行っていければいいかなということであります。来年以降はJCはもちろんのこと、何かの団体に入らせてもらってそこでこれらを昇華していきたいとも考えています。