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「愛国心」について

日本JCではJC発憲法改正案の活動に伴って、前文に「愛国心」というワードを入れるかどうかを議論したとか。少し前なら、「愛国心」などはあまり人前で言えない状況であったが、最近ではそうでもなくなったらしい。3年前のワールドカップサッカーのサポーターたちを取り巻くキーワードとして社会現象になったのを思い出す。当時は日の丸を掲げ「ニッポン」コール。

しかし地域に住むわれわれの感覚から言えば、1年のうちで国を想う時はそんなにない。むしろ地域に根ざした活動をしているので、鳥取市や因幡に対して愛着を持つことの方が多いのではないだろうか。いわゆる”愛郷心”なるものだ。

子どもの頃から遊んだ、慣れ親しんだ土地。自分と外部との距離感を少しずつ確かめ、社会性を身につけていった、友達と遅くまで遊び、走り回った近所。同じ方言、同じ食べ物、同じ景観を共有する仲間こそ、愛すべき同郷人であり、まずは我々の土地、地域を愛しているのではないだろうか。

県外の学校などに行った人は記憶あるだろう、愛すべき「ふるさと」に郷愁の念を感じたのを。いろんなやつがいた。おいは九州長崎だ。おれは北海道旭川。おれっちは福島郡山。僕は愛媛今治。
そしてわしは鳥取県鳥取市、砂丘のある鳥取。

そんな時、お互いにそれぞれの故郷を認め合う。実際に他の故郷には行ったことは無いんだけれど、場所は違えど自分の故郷を愛する気持ちは分かり合える。
「そうだろう、そうだろう」
誰でも故郷はあり、誇り、愛着をもっている。これを否定する人はいまい。

日本にはたくさんの地域があり、それらの集合体として国土が形成されている。
それぞれの地元の人がもつ地域への愛郷心。この愛郷心の集合体こそが「愛国心」ではなかろうか。
ニッポン列島の各地域の愛郷心の無限の連鎖こそ「愛国心」ではなかろうか。

そう考えると日本JCってのは地図上でもLOMの繋がりで成り立っているな。
ああそうなのか!愛郷心たっぷりの各地メンバーが出向して、日本JCにおいて「愛国心」について議論してるもんな。
なるほどなるほど・・・。そうかそうか。