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2月マンスリー巻頭挨拶

「京都会議に参加して」
昨年10月23日に発生した新潟県中越大地震は、甚大な被害を引き起こし、地域住民や経済に深刻な影響をもたらしました。この豪雪で2次被害も起こっており、予断を許さない状況であります。お亡くなりになられた方へ心からお悔やみを申し上げますと共にいち早く復旧することを願って止みません。
被災地小千谷市にある小千谷JCでは復興へ向けた「シール募金」を始められました。シールを作成、販売し、1枚1円の差額を募金として集めようとするものです。そのシールを多くの人が、様々な場所で見ることにより、復興への願い、関わりの輪を広げるものであり、メーカーなどが自社の製品に貼り、企業の社会貢献を可能にし、経済的にも効果を上げようとしています。これはただ単にお金を集めるだけでなく、工夫をしてその効果を大きく広げていく、JCらしい素晴らしい取り組みだと感じます。小千谷JCのHPには「全国の皆様と穏やかに繋がっていることを認識できる安心感と私たちも『頑張っている姿』をお伝えする新しい仕組みである。」とあります。まさにJC創始の精神“青年の自然発生的に生まれる運動”、“上から作られるものでなく、あくまでボランタリーな運動”に通じるものであり、あらためてその取り組みに対して敬意を表し、心から応援をしたいと思います。
そして、新年恒例の京都会議が開かれ、例年通り多くのメンバーと共に参加をしました。本年は更に、参加する意義を会員全員で理解し、多くのメンバーで参加をすることを掲げ、総務委員会には“参加しやすく、参加したくなるような“運営を行って頂きました。例年とは若干違った行程になりましたが、”伝統“と”習慣“を考えるいい機会になったと思います。最終日の高竹会頭の年頭所信では、日露戦争の話の中で百年前の日本人の気概を例に、今の日本人の根底に欠けているもの、必要なものはなにかを明らかにされ、道徳力の再生を目的に、その手法として「JC発日本国憲法改正案」の提案を明言されました。青年らしい直球の所信であったと清々しくまた誇らしく感じました。また、その後にリーダーシップの重要性を説かれ、まさに背中を押してもらっているような、多大なる応援を頂いたと感謝をしています。皆さんもそれぞれの立場で会頭のお言葉を受け取り、きっと勇気づけられたに違いないと確信しています。
我々はJCにおいて一年間の役割を担い、一所懸命に活動をして、己の能力の向上を目指します。我々はそのトレーニングのためにこのJCに所属しています。京都会議もお陰様で無事に終わり、ここからが年度本番です。一緒に頑張っていきましょう。