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3月マンスリー巻頭挨拶

「若草学園春のおたのしみ会に参加して」
ひなまつりの日、毎年恒例の若草学園おたのしみ会が開催され、大成功のうちに終了しました。今年は初めての試みとして、鳥取大学障害児教育研究会の学生の方も一緒に参画をして頂き、一緒になって事業を行って頂きました。こういった外部の方との共創は我々のJC運動の輪を広げていくいい機会となります。学生の方の若い元気さとすべての参加者の笑顔が忘れられない貴重な体験となったことを報告します。
5日には倉敷JC50周年記念式典が開催され、参加をしてきました。懇親会ではランダムに理事長どうしが席を同じくしたわけですが、ここで話に出たのが、全国的に見られる会員減少を含む、JCの存在意義でありました。例えば「今我々は本当に市民と向き合っているのか、活動をしっかり理解して頂いているのか」等々、抱えるテーマは同じでありました。
広島JCは「ピースキャンドル」というたくさんの手作りの灯籠、ロウソクの火を使った、まちづくり事業を行っています。広島市はご存じの通り、第2次大戦時、大きな戦禍を被り、世界的にも平和宣言都市として有名ですが、平和への願い、やさしさで多くの市民がつながりあうこの事業の素晴らしさは第一に「わかりやすさ」だと感じています。
テーマや手法がわかりやすいからこそ、身近に感じられるし、参加しやすいし、興味が湧くのだと思います。仮に難しければ、身近ではないし、参加しにくいし、興味も湧きません。
先月、鳥取市主催の「日韓友情年2005鳥取市民交流フォーラム」が開催されパネリストとして参加をしました。まちづくりをテーマとしたフォーラムとしては、過去の記憶から比して、参加者の熱気が非常に感じられるフォーラムでありました。これはいわゆる「韓流ブーム」の所産であったと感じるわけですが、実はここにも「わかりやすさ」が内包されています。ブームとしてではありますが、確実に韓国の文化、言葉に大変興味を持っている人が増えている現時点として、日韓交流のテーマは「わかりやすい」わけです。テーマとして、身近だし、参加しやすく、興味が湧くのだと思います。
そういった観点からも、この若草学園おたのしみ会は非常にわかりやすい事業だと言えます。本年度は「市民に近いJC、わかりやすいJC」を目指しています。これから各委員会事業の企画が具現化すると思います。身近なテーマとして、表現できるかが鍵です。まずは簡単なことからやってみましょう。