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4月マンスリー挨拶文「報告」

3月20日に(社)日本青年会議所第118回通常総会に当会を代表して出席をしてきました。六本木ヒルズの会場につくと入り口に米谷直前会頭が各理事長を笑顔で出迎えされておられました。そして総会が始まり、満場一致で昨年度事業報告書案、収支決算書案が可決承認されました。昨年度日本JCの「大きな環と小さな環が響き合うスローソサエティの実現」にはちょっと先にある必ず実現しなければいけない未来像を感じ、周年事業、また今年の委員会へのテーマについても深く影響を受けました。米谷直前会頭の今後の活躍を願わずにいられませんし、心からお疲れ様でしたと申したいと思います。
一方、本年度高竹会頭はJCブランディングを打ち出し、全国に四万人の青年経済人の会員を要し、各地で地域活動を真剣に行っている強みを全面に出してJCの存在意義を表現していく活動をされています。具体的にはJCCSという会員向けのアンケートシステム、これは時事問題に対して数千人規模のアンケートを実施し、マスコミ等にその結果を即座に提供しています。また、「JC」という対外広報誌を発刊し書店で販売するそうです。これも多くの方にJC運動を深く知ってもらいたいというアクションであります。
総会の後に小池百合子環境大臣の講演会があり、JC会員に是非取り組んでもらいたい三つのテーマが出されました。それは環境と経済の融合、地球温暖化防止に関わるCO2削減、リサイクルへの取組みであります。鳥取JCでも環境と経済とコミュニティをテーマとした委員会を設置しているところでありますし、また全委員会に対しては事業実施時にゴミを出さず、地球環境に配慮した運営をお願いしているところであります。
先日、日本銀行松江支店長とお話をさせて頂く機会を得ました。鳥取県東部の経済状況、会員の景況感、またJC運動についてお話をさせて頂きました。都会と違い地方経済は久しく長いトンネルを抜け出せない状況であること、合併と三位一体改革が同時に起こったことから行政の財政状態は非常に厳しいこと、公務員給与の削減などで個人消費がさらに落ち込みつつあることなどが議題にでました。先だって会員に行った景況感アンケートの結果を見ると、こういった厳しい状況の中、各会員企業では更なる効率化、仕組み作り、新業種、新業態への研究・移行などを行っているといった回答が多く、非常に勇気づけられました。これだけの青年経済人が集まっている会でありますし、個々の経済活動に役立てていくためにも、地域の経済についての意見交換などを行う必要性を感じています。