2006年06月22日

6月会報誌タイトル

<旧雨今雨>
きゅううこんう

古い友人と新しい友人

類似語に「旧雨新知」
中国音で韻が似ていることから「雨」を「友」に例えた言葉。
出典は杜甫の「秋述」
この中で杜甫は、苦境で実感した友人のありがたさを記しています。

毎年、梅雨の時節にはブロックスポーツ大会・会員大会と会員同士の交流事業が行われることから、「雨」と「友」をひっかけた言葉を使用してみました。友情はJCの三信条の一つでありJC活動の醍醐味でもありますね。

 さて、6月は「水無月」とも言います。しかし、梅雨で雨が降っているのに「水が無い」とは???
これは明治に採用された新暦(グレゴリオ暦)とそれまで使用していた旧暦(太陰太陽暦)の「季節のずれ」から生じています。
旧暦では梅雨は5月「皐月」にあたります。
そして、万葉集の時代には「梅雨」という言葉は無く、五月に降る雨=五月雨(さみだれ)の歌しかありません。
「梅雨」は中国から伝わった「梅の実が熟す時期の雨」の意味だそうです。 *諸説あります

現代では使い方が曖昧になってしまいましたが、漢字っておもしろいですね。

広報委員会委員長
(ラッキョウの次には梅干作成が待ち構えています)

投稿者:広報委員会 : 2006年06月22日 07:25

コメント

会報誌のタイトルを見ていると、広報委員長って、すごく博識なんだなと驚きます。私は会報誌のタイトルの言葉を一つも知らない・・・。いいんちょ公式ファンページを作りましょうか。
先日「香典」と漢字で書こうとして、「でん」が出てきませんでした。日本人として、日本語と漢字と大切にしていきたいですね。

投稿者 大食いのS君 : 2006年06月22日 08:42

 いつも楽しく拝見しています。今年の広報委員会さんの活躍はすごいですね。毎月レベルを落とすことの出来ない大変なさぎょうですが、皆さん体に気をつけてがんばってください。
 「目指せ20000件アクセス!」

投稿者 もとめでぃあ : 2006年07月03日 19:49