7月10日(金)AM10:00~11:30
『都市と農村交流による地域活性化講演会』
演台:南信州におけるニューツーリズムとワーキングホリデー
地域間交流による地域活性化には、地域住民の参画が必要性であること
そして活発な交流が、移住定住へと繋がるという観点から、
社会参画推進委員会 田中委員長共に参加して参りました。
農山村地域の活性化と都市住民の多様なニーズに対応した
「都市と農村交流」に取り組む集落・地域は増加傾向にありましたが、
近年はリーダー不足、農村集落の高齢化等により取り組みが停滞しています。
このため、県東部における農村宿泊・体験型観光や農業ボランティアの
取り組みを推進し、集落の活性化を助長するため、その分野の先進地域である
長野県飯田市から講師:しんきん南信州地域研究所 主席研究員 井上 弘司氏を
お招きしての講演会でした。
実際、年間3億円以上の経済効果を生んでいる飯田市の交流事業の事例を
紹介しながら、まず、50年、100年後をしっかりと見据えて地域のあるべき姿や
交流の『目標を持って』、自らは何が出来るのか?『考え』、『行動する』ことで、
『多くの仲間』を作ることが必要であるというお話でした。
つまり、しっかりとしたビジョンを地域のみんなで持ち、行動することが
大切であるということです。そして、地域にたくさん埋もれている宝を活かし、
考え、工夫することが大切であると訴えておられました。
我々の地域には、たくさんの宝が埋もれています。これを私達地域住民は、
再発見、再認識し、地域のみんなで考え、有効に活かすことが、地域活性化の
近道であると思います。新しいものを生み出すのはなく、今、地域にあるもの、
眠っておるものに一工夫し、活かす事が大切なのです。
我々若い世代が、リーダーシップをとって取組んでいく必要があると再認識
させられた講演会でした。