2006年05月18日

5月会報誌タイトル

 <虚往実帰>
きょおうじつき

虚しく往きて実ちて帰る

これからしばらくは鳥取から他地域に行くことが多い季節を迎えます。
特に四国高松は滅多に行く機会はありませんよね。
四国といえばお遍路さん。
そして高松は香川県讃岐の国。弘法大師空海の生誕地でもあります。(ちょっとズレますが・・・)
31歳で遣唐使船に乗り込んだ時、空海は無名の留学僧(同じ船に乗った最澄はすで国を代表する高僧)でしたが、20年の留学予定を2年で切り上げて帰国したときには、密教の正式な後継者(第8祖)となっていました。(因みに中国での密教は衰退しました。)
その後の日本での活躍は多くの伝説となって残っていますね。

この度のタイトルは空海が唐留学を終え、日本に帰ってきたときの言葉<虚往実帰>を用いました。
私たちも色々な所へ行くからには何かを得て帰りたいと思う今日この頃です。

広報委員会委員長
  (真言宗徒ではありません)

投稿者:広報委員会 : 2006年05月18日 16:57