2006年04月20日

4月会報誌タイトル

<春風時雨>
しゅんぷうじう

一般的には「春風化雨」といいます。

温暖な春風と欲しいときに降る雨。
転じて、人間の育成に好ましい環境(教育)、慈愛や恩恵にたとえる。
今回は中国三国志時代、曹操の次男であり、天才詩人であった曹植(そうち・そうしょく)が記した「(陛下の)施しは春風よりも暖かく行き渡り、恵みは時雨のように時宣を得ている」より引用しました。

現代人は黄砂や花粉症に悩まされる事を思い浮かべる人も多いでしょうが、自然界に眼を向けると春の強い風は受粉を促す命の風となり、うっとおしいと思う雨は成長に欠かせない恵みの水となります。
この摂理を人間の成長に例えて、立派な教育が行われること、師の教えが的確に行われることを指している言葉です。

二十四節気「穀雨」
春雨降りて百穀を生化すれば也(暦便覧)

                                              広報委員会委員長

投稿者:広報委員会 : 2006年04月20日 02:27