2006年02月23日

2月会報誌タイトル

<二月を如(じょ)となす>
2月は別名を『如月』とも言い、漢字は中国最古の辞典「爾雅(じが)」の中の「釈天」編にある記述<二月を如となす>を当てたと考えられています。

『如月』を「きさらぎ」と読むようになったのは後世になってからのようです。語源は衣更着、気更来(きさらぎ)、木草張月(きくさはりつき)、おもしろいところでは萌揺月(きさゆらぎつき)というのもあります。

この<二月を如となす>の明確な訳はありません。「如」をまともに訳すと「自我」になります。しかし、仏教の考えでは「如」=「序」で過程や次第で、万物が相したがって現出する様子を指すとされます。2月は「万物が芽吹く時期」、「動き始める過程」という意味ではないでしょうか。

本年は2月28日から旧暦2月が始まります。単年度制をとる私達にとってどのような時期であるのか・・・理事長のお言葉とも連動するかと思い、2月タイトルといたしました。

広報委員会委員長

投稿者:広報委員会 : 2006年02月23日 01:12