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『君が代伴奏命令 合憲』なる記事が一面に出ておりました。
新聞記事より読み取るに、君が代を伴奏すり事で日本のアジアへの侵略行為と結びつき、思想の強制に値する。歴史的事実を教えずに歌を歌わせる事は出来ないとの主張でした。判決結果は合憲であり、伴奏の職務命令は原告の歴史観、世界観を否定しない。学習指導要領に国旗国歌の指導が定められ不合理ではなく、思想・良心に侵害せず。よって原告の上告を棄却する。でありました。
さて私が気になったのは判決理由や訴訟の理由ではなく、民間企業の場合どうなるのだろうかです。校長の職務命令は、民間企業では上司であり、その位置関係によっては社長の職務命令です。それを果たして自己の思想・理念を押し通す為に断ることなのか、また裁判という手段で解決する内容なのか?確かに思想・理念とくれば譲れないことなのかもしれないが、教師には協調性・譲り合いというものが指導者でありながらないものかと疑ってしまう。民間であれば多少の不条理もぐっとこらえ、胸の内にしまい辛抱するところなのだろう。今流行の派遣社員やパートといった臨時の職員や社員であれば職務命に従わなければ即刻首になるであろう。これが教員という職業が公務員であり聖職が正職たるゆえんなのだろうか。